あわ丸
普段感じていることを文章にして残してみたい。
でも言語化ってむずかしそう!どうやって書けばいいんだろう?
そんな方のために、言語化のポイントと5つのステップを解説します。
言語化のコツをまとめました😺
「自分の言葉」「伝わる言葉」を持つためのポイント⚡️ pic.twitter.com/GPFyGmjQZc— 猫森うむ子🐱フリーランス15年×図解ブログ (@umuco_digital) January 5, 2021
こんにちは!umuco(@umuco_digital )です。
言語化のポイントは3点あります。
・自己分析をする
・客観視点を養う
・自分のスタイルを見つける
今回の記事は「自分のために書く」「自分の言葉をもつ」というテーマの内容です。
集客や収益化のためのブログライティングについてはこちらで解説しています。

言語化とは
言語化には大きく分けて2種類あります。
・出来事を観察し要点(特徴、共通点、要素など)を明確な言葉に変換すること。
・自分の内面で感じているもの(感性、感情、体感など)を明確に言葉にすること。
前者を抽象化、後者を具体化と考えることができます。
言語化で得られること
言語化は文章を書くことだけでなくコミュニケーションにもとても有効です。
2つの言語化で得られるもの
・自分が感じていることを整理できる
・考え方にブレがなくなる(軸が定まる)
・考えていることを行動に移しやすくなる
・意図が伝わりやすくなる
・共感しあえる人とつながりやすくなる
・仕事などのチャンスの幅が広がる
言語化のステップ
言語化のステップを5つに分けて解説していきます。
言語化は、「言葉にする準備」と「書き慣れる」ことが大切です。
つまり言語化とは事象、内面問わず、本質的な要素を独自の視点で明確な言葉にする作業です。
インプット(知識、体験、感覚、事象の認知)→思考(分析・構成)→アウトプット(言葉に変換する)
この流れを5つのステップに分解して解説したいと思います。
1 まずは自分を知る(自己分析)
2つの言語化のどちらにも共通して言えることですが、まずは自分の立ち位置を明確にすることが重要です。立ち位置とは物事を見る視点。
インプットする際、かならず主観を通すことになります。
主観をつくりあげている経験や考え方など、自分の価値観のもとになっているものが何なのかを理解しておくことで言語化しやすくなります。
自己分析の基本的な考え方
「自分」というイメージを1つのボックスのように考えたとき、その箱の中にはたくさんの要素が詰まっています。
「自分」というボックスの中には、性格、体質、感覚、考え方、体験、欲求、能力、肩書きなどさまざまなものが入り混じっています。
まずはその要素分解をして、「自分」を形成しているさまざまな側面を書き出して認識してみましょう。
要素分解のポイント
・生まれつきの要素(性質、体質、感覚、体質など)
・成長段階で身につけた要素(性格、考え方、感性、感情、価値観など)
・外部からインプットした要素(知識、経験値、実績、スキルなど)
・外部評価から生まれる要素(肩書き、キャラクター、成果、キャリアなど)
・その他分類が難しい要素(心理傾向、直感、欲求など)
要素を分析する
「自分」というボックスにある要素は、体質や生まれつきの感覚以外のほとんどの要素が変動します。5年前の「自分」をつくる要素と現在の要素、5年後の「自分」をつくる要素は同じではありません。
その点を踏まえて、要素を分析してみましょう。(書き出すのがおすすめです)
要素の分析ポイント
・絶対に変わらない要素は何か?(生まれつき、基本的な性質)
・内面的な要素で外部の影響で身についた要素は何か?(親の考え、友人との関係性など)
・変えたい要素は何か?また理想との違いは何か?
・要素を変えるためにどうすればいいか?(執着を捨てる、行動する、学ぶなど)
要素の分析を進めると、今までより「自分」のことが明確になると思います。
つく蔵
2 自分の伝えたいことを明確にする
次に言語化の目的について明確にしていきます。
言葉にするということは、伝えたいことの一部を切り取ることでもあります。
言語化で苦戦する人の多くが、この「切り取り」でつまずいています。
・伝えたいことすべてを言葉にしたい(しなければいけない)と思っていて、完璧な表現を目指してしまう。
・伝えたいことのどこを切り取って、どこを残せばいいかがわからない。
目的が明確になると言語化のハードルが下がり、自分なりのルールやスタイルを見つけやすくなります。
言語化の目的を明確化
何のために言語化したいと思っているかを明確にしましょう。
・自分の感じていることを明確化したい(自己認識の欲求)
・自分が感じていることを自己開示したい(表現の欲求)
・自分が感じていることを人と共有したい(承認欲求)
要素分解した「自分」を意識しながら、なぜ言語化したいと感じるのかを今一度考えてみましょう。
書きたいことの整理
次に書きたいこと(伝えたいこと)を明確にしていきます。
原点を探るステップ
このステップでは、言語化するための欲求や原体験を探っていきます。
1 書きたいテーマをできるだけ多く書き出す
2 書き出したテーマの中にある共通点や関連性を探る
3 自己分析で見えた自分の性質との関連性を探る
具体化するステップ
このステップでは書く前に、言語化の主題と方向性をテーマごとに明確にしていきます。
1 書きたいテーマと切り口(要点や視点)を組み合わせる
2 一番伝えたい要点を絞る(具体的な主題)
3 要点を伝えるために必要な要素を明確にする(前提、背景、文脈など)
3 自分を客観的に見る
基本的に書くということは「読む人がいる」ことが前提となります。
(もちろん完全に自分だけのために書いて、誰にも見せないという場合もあります。)
内面で感じていること、外側の事象から分析したことを言語化するということは、「自分にしか見えない世界(自分だけが感じている世界)」をアウトプットするということです。
つまり主観に色づけされた「自分だけの世界」を外側に表現することになります。
その際に大事なのが、自分を客観視すること。
客観視には「哲学的な客観性」と「ビジネス的な客観性」の2種類あります。
自己分析に必要なのは「哲学的な客観性」
伝わりやすい文章を書くには「ビジネス的な客観性」
ビジネス用途では言語化しないとしても「ビジネス的な客観性」を理解しておくと、読み手が理解しやすい整理された文章を書くことができます。
2つの客観性についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

うむ子
4 書きながら自分のスタイルを見つける
では実際に書いていきます。と言ってもまず文章の骨格となる構成を考えてから書くことをおすすめします。
書きたいことの構成
主題を決める
・伝えたいことを絞って、多角的に掘り下げる
・熱量が乗りやすいテーマを選ぶ
・自分にとってタイムリーでフレッシュなもの
・掘り下げていないテーマは選ばない
内容を項目ごとに分ける
主題を決めたらその中で伝えたいことを、箇条書きにしていきましょう。
次のステップで項目分けをベースに、文章の見出しを考えて構成していきます。
構成をつくる
基本的な起承転結で構成すると読みやすい文章に仕上がります。
ネットなどで発信したい場合は次の構成がおすすめです。
結論→理由→具体→結論
こちらの記事で詳しく解説しています。

次の構成パターンも有効です。(ストーリー性がアップします。)
主張→客観→主観→結論
主張:問題提起、伝えたいこと
客観:観点の共有、分析、ファクト、ストーリー
主観:感情、思い、感性
結論:オチ、一連のプロセスがあるからこそ伝えられること
さまざまなパターンを試してみて、自分が一番書きやすいスタイルを見つけていきましょう。
文章の整理
文章を書いた後は、より読みやすくまとめるために整理します。
読みやすい文章のための整理項目
・誤字脱字チェック
・その文章を初めて読む人の視点で読み返す
・主題から外れていないかチェック
・省いても意味が伝わる部分があれば思い切って削除
・腑に落ちていないまま書いている部分はないか
5言語化の習慣づくり
普段から言語化を意識したインプットや分析を繰り返すことで、しだいに言葉に落とし込む力がついていきます。
習慣づくりの4つのポイント
インプット・分析・抽象化と具体化・語彙力と表現力
インプット
・知識のインプットを増やす(読書、学習)
・体験のインプットを増やす(行動、経験値、創作など)
分析
・インプットの段階から、アウトプットを意識しておく。
・感じたことをそのままにせず、メモしたり誰かに話したりなどを習慣にする
抽象化と具体化
・具体的な事象から感じたことを抽象化する(要点、共通点などを明確にする)
・内面で感じているものを具体化する(感覚を言葉に変換する)
語彙力と表現力
・言葉にするときに複数の言い回しを調べる
・様々なスタイルの文章を読む(ジャンル、媒体、対象、目的などの異なる文章)
以上、言語化のステップでした。
自分が感じていることを言葉で表現できるようになると、考え方も視野もきっかけも広がります。
思いを綴るブログなどに、役立つと嬉しいです。
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