あわ丸
そんな方に向けて、これからさらに市場がどんどん拡大していくと予想されている音声配信のプラットホームの特徴、メリット・デメリットなど比較をまとめました。
今回紹介する音声メディアは次の8つです。
・Voicy(ボイシー)
・himalaya(ヒマラヤ)
・stand.fm(スタンドエフエム)
・Radiotalk(ラジオトーク)
・REC.(レック)
・SPOON(スプーン)
・note(ノート)
・Anchor(アンカー)
こんにちは!猫森うむ子(@umuco_digital )です。
音声コンンテンツ市場が伸びているいま、音声配信メディアについて知ることでチャンスが広がります。
音声配信業界はまだまだ黎明期ですので、一早く理解しておけばビジネスはもちろんやりたいことを実現するきっかけがつくりやすくなります。
自分にあったメディアを見つけて、ぜひチャレンジしてみてください。
当ブログ人気記事

音声配信の収益化事情
海外の人気ポッドキャスターが実際に行なっている、音声配信の収益化方法をリサーチしました!

▶︎子供向けの教育系の配信
▶︎女性向けの配信
▶︎ブログやSNSとあわせたマーケティングやマネタイズのツールとして
▶︎ポッドキャスト用の専用スタジオを自宅につくるアイデア
▶︎配信内容のアイデア一覧をブログネタやリスト取につかう
▶︎カバー画像のデザインアイデア
▶︎Pinterest常に音声サンプルを動画でアップする
などなど
音声配信メディアとは
インターネット上から音声を配信するサービスで、ビジネスコンテンツや読み聞かせ、英会話、ドラマ、ニュースなど様々なジャンルがあります。
大きく分けると「ポッドキャスト系」と「独立配信系」の2タイプあります。
ポッドキャスト系(マルチ配信)
一度音声データをアップロードするとRSSフィードがつくられ、ポッドキャスト系の様々なアプリから聴くことができます。
データをアップロードする場所
Anchor、SoundCloud、Seesaaブログ、himalaya、Radiotalk、audiobook.jp、Voicyなど
参考記事

ポッドキャストが聴けるアプリ
Apple Podcast、Google Podcast、Spotify、himalaya、Radiotalk、Anchorなど
独立配信系
基本的にはスマホで音声収録して配信を行うサービス。
プラットフォームごとに配信者や視聴者の傾向があるので、マッチしたサービスを選ぶのがおすすめです。
海外ではマルチ配信がスタンダード
日本でも増えている音声配信メディアですが、海外では複数のメディアで配信するのがスタンダードのようです。
Podcast系でマルチ配信しつつ、音声データを独自配信メディアに活用するのもおすすめです。
その場合、音声データのアップロード機能がない独自配信メディアもありますので(アプリから直接録音のみ)、活用方法をあらかじめ考えて収録しておくとよいと思います。
インフルエンサーが注目する音声メディア時代
2020年に入り、情報が早いインフルエンサーの方々が音声メディアに注目しはじめています。
キングコング西野さんのVoicyが幅広い層に人気!
— うむ子umuco🐱⚡️@図解ブログ (@umuco_digital) August 7, 2020
Voicyもいよいよ課金制度開始!
ぜひ読んでください!
Voicyが初めてのリスナー課金機能を実装しました。めちゃくちゃこだわりました。
ここからまた声の業界のゲームチェンジが始まります!「声で活躍する人をつくりたい!」 Voicyプレミアムリスナーに込めた思いを語ってみる|緒方憲太郎(Voicy代表) https://t.co/lizRGXyw1B
— 緒方憲太郎(Voicy代表) (@ogatakentaro) September 7, 2020
けんすうさんも注目!
若い女性や起業家が使うhttps://t.co/ks6yrevbke、UUUM系のREC.、音のSNS化してるSpoonなど、音声系の勝負が始まった、、https://t.co/ks6yrevbkeは、newn系であり、Firebugとのつながりがあるから割と勝負強いと思ってる
— けんすう@マンガサービスのアル (@kensuu) March 11, 2020
Voicy公式で公開のデータ
アメリカでは人口の55%にあたる約1億5,500万人がPodcastを聴いており、成人の24%にあたる6,000万人がスマートスピーカーを所有していると言われています。
日本ではまだまだ文字や動画での発信が優勢ですが、アメリカから2〜3年遅れて「音声」の時代がやってくると言われているのです。
引用元「誰でも発信できる」がトレンドの時代に、Voicyが「限られた人しか発信できない」メディアを作った理由
ますます注目が集まる音声メディア、各人気メディアのサービスや特徴をまずは表で比較したいと思います。
音声メディアの機能比較表
※2020年11月現在の情報です
審査 | マルチ | LIVE | 収益機能(課金・条件) | |
Voicy | あり | あり | あり | 企業スポンサー&リスナー課金ができる |
himalaya | なし | あり | なし | 一定のフォロワーがつくと収益化可能 |
stand.fm | なし | なし | あり | LIVE配信時のみ投げ銭機能あり&承認制で月額課金機能開始 |
radiotalk | なし | あり | なし | 収録配信の投げ銭あり |
REC. | なし | なし | なし | 今後実装予定 |
SPOON | なし | なし | あり | 収録配信、LIVE配信共に投げ銭機能あり |
note | なし | なし | なし | 有料設定、マガジン販売可能 |
Anchor | なし | あり | なし | 日本では無し(海外 広告、リスナーからのサポート) |
・配信者になるための審査があるかどうか
・マルチ配信か単独配信か
・ライブ配信ができるかどうか(必要な場合)
・課金システムの有無と内容
・配信時間の制限の有無
・使いやすさやプラットフォームのブランドイメージ(ユーザー層)
日本の音声配信シーンは黎明期で、プラットフォームは日々サービスの改善を繰り返している状況です。
今後は収益化面などが整っていくと考えられますので、新しい機能のリリース情報をチェックしていきたいところです。
次にそれぞれのプラットフォームの特徴をまとめました。
Voicy(ボイシー)
特徴
厳選されたパーソナリティによる音声メディア。
ビジネス系など学べるコンテンツが人気で、クオリティが高く、専門性があり、配信頻度が高いパーソナリティが多いのが特徴。
日本にはまだ「聴く文化」がないので、市場づくりから丁寧に行なっているメディアという印象です。
Voicy公式note:「誰でも発信できる」がトレンドの時代に、Voicyが「限られた人しか発信できない」メディアを作った理由
2020年9月から収益化機能もスタート!企業スポンサーとリスナー課金ができるのも嬉しいですね。
ライブ配信、マルチ配信もスタートしてますます充実!
プレミアムリスナー
新しくスタートしたリスナー課金制度。
パーソナリティ自身が100〜30,000円で有料配信を設定できます。無料コンテンツと有料コンテンツの切り替えができるので、発信者側の自由度が高いのが特徴。
使用例
・ファンクラブやオンラインサロンとして
・専門的な情報や有益情報を発信する音声レクチャーや講演会として
・プライベートな内容が聞けるコミュニティとして
イベント開催も勢力的!
トップパーソナリティが集まった声のエンタメ「Voicy ファンフェスタ」が10/24に開催されました。
ただ稼ぐことが目的の会社じゃない、社会に何を残せるかに挑戦する会社でありたいっていつも思ってます。#Voicyファンフェスタ。ぜひ一緒に盛り上げてください
「クレイジーなことをできる会社でいたい」Voicyが毎年「フェス」をやる理由|緒方憲太郎(Voicy代表) #note https://t.co/s16kp2DwEM
— 緒方憲太郎(Voicy代表) (@ogatakentaro) October 20, 2020
Voicy代表の緒方さんにコメントをいただきました!(note要約記事)
メリット
・メディア自体の利用者が比較的多い
・視聴のみであればユーザー登録の必要がないため拡散されやすい
・ノイズカットもBGMも自動で編集が必要ない
・2020年9月から課金システムスタート(企業スポンサーとリスナー課金)
・ライブ配信、マルチ配信スタート
デメリット
・配信者になるための審査がある
himalaya(ヒマラヤ)
特徴
中国で5億人以上にダウンロードされた音声配信アプリ。Podcastにも配信可能。
エンタメ、教養系、ビジネス系、音声書籍などが人気で日本でも利用者が増えています。
アプリ内での収録、または録音データをアップロードして配信ができ、簡単な再生分析機能があります。
一定のフォロワーがついた配信者には有料コンテンツ配信が可能。(審査あり)
メリット
・マルチ配信対応
・利用者数が多い
・フォロワーが増えると有料配信ができる
デメリット
・アプリ上での録音上限は10分(10分以上のコンテンツはアップロードで)
・音質がよくない?
・サイトの分かりにくさ、使いにくさをやや感じる
stand.fm(スタンドエフエム)
特徴
収録配信以外に、ライブ配信もできる音声メディア。おしゃれで直感的な操作ができるUIが人気。
ダントツスタイリッシュで、今っぽいデザイン&コンセプトが魅力的です。
現段階での利用者数が少ないため、アプリ内を回遊してコンテンツを見つけてもらうことは難しく、SNSなどで集客して視聴者を増やす必要があります。
質問箱のような機能(レター)があり、インタラクティブなコミュニケーションができる設計で、レターに対して声で返信、Twitterで拡散できる仕組みになっています。
ライブ配信のみ投げ銭の機能あり。stand.fmを立ち上げたのは元MERYの創業者 中川綾太郎氏。
・優しいインターネット
・近いインターネット
・深いインターネット
を意識して設計されているそうです。
中川綾太郎氏note:僕らが stand.fm を創った理由
メリット
・デザイン性が高く使い心地が良い
・コミュニケーション&拡散の仕組みがある
・ライブ配信は投げ銭機能がある
・SNS的な消耗が起きにくい設計(フォロワー数やライブ参加者数が非表示)
・コラボ機能で離れた場所にいる人と収録できる
デメリット
・マルチ配信に対応していない
・ユーザーにアプリをダウンロードしてもらう必要がある
・利用者が少ない
Radiotalk(ラジオトーク)
特徴
若い世代に人気のサービス。スマホ一台で収録配信ができ、Podcastにも配信可能。
編集なしの一発録音のみで最長12分までの制限があります。視聴のみの場合は公式サイトから利用できます。
バックグラウンド再生があるため他のアプリを起動しながらも聴くことができます。
5人までコラボ収録ができ、視聴者の分析ができるアナリティクス機能があります。
メリット
・マルチ配信対応
・投げ銭機能や広告機能がある
・ブラウザからの視聴も可能
デメリット
・上限12分までしかアップできない
・ライブ配信機能なし
・ユーザー数が多い分埋もれやすい
REC.(レック)
特徴
UUUMが提供している音声メディア。Youtuberに興味を持つ層や若い世代に人気。
唯一、予約投稿や音声データアップロードができるプラットフォーム。効果音機能が多く、エンタメ要素が強い。
・効果音が充実している
・予約投稿がある
・ブラウザからも視聴できる
デメリット
・マルチ配信には対応していない
・音声編集ができない
・現段階では収益化機能がない
・アクセス解析機能がない
SPOON(スプーン)
特徴
韓国で生まれた音声メディア。ライブ配信とSNS的な雰囲気が人気のサービス。
利用者の年齢層が低く、ライブ配信メインの風潮があります。
ユーザーからの投げ銭機能があり、コミュニケーションメディアとして活用されています。
メリット
・投げ銭機能がある
・トレンドに敏感な若い世代にマッチする
デメリット
・マルチ配信には対応していない
・利用者が少ない
・リンクが貼れない
note(ノート)
特徴
音声専用のメディアではありませんが、音声配信も気軽に行えます。
クリエイターのユーザーが多く、利用者の目に留まりやすいのも特徴です。
有料コンテンンツに設定することで、収益化できます。
メリット
・手軽にアップロードできる
・有料コンテンツとしてマネタイズできる
・note自体のファンの目に留まりやすい
デメリット
・マルチ配信には対応していない
・利用者は文字を好むユーザーが多い
・最長5分までしか配信できない
Anchor(アンカー)
特徴
Spotify傘下の海外アプリ。ユーザー層が多く、Podcast対応。
多数のプラットフォームへのマルチ配信ツールとして使用できます。Podcastユーザーが多く幅広い層にリーチできます。他のサービスに比べると年齢層が高め。
その場で収録だけでなく、音声データをアップロードして配信できるのでおすすめです。収録したデータをダウンロードして、他の配信に使用できるのもありがたい機能です。
広告やリスナーからのサポートなどの収益化の機能は、日本ではまだ対応していないようです。
登録方法や詳しい使い方はこちらの記事で解説しています。

メリット
・マルチ配信対応
・UIデザイン&日本語対応で直感的に使いやすい
・録音公開後に編集できる
・コラボレーション機能あり
・BGMがたくさんある
デメリット
・ライブ機能なし
調べてみて感じたこと。
今回調べてみて、自分ならこの音声配信サービスを使うなと思ったのは次の3つです。
Anchor/マルチ配信で可能性を広げるという意味で。
stand.fm/ブランドイメージやコンセプトこれからの時代の空気感が魅力的なので。
Voicy/いち早く課金の仕組みを導入しているから
SPOON/ライブ配信なら一択
ぜひ自分にあったメディアを探してみてください。
当ブログ人気記事
