あわ丸
そんな疑問にお答えすべく、音声配信で収益を得ている人気ポッドキャスターのマネタイズアイデアを紹介します。
この記事で得られることは次の通りです。
・音声配信から収益につなげる具体的な方法がわかる
・収益化につなげやすい音声配信の方法が理解できる
・市場の成長段階が日本よりも早い海外の音声配信情報がいち早くわかる
こんにちは!猫森うむ子(@umuco_digital )です。
日本の音声配信シーンは今はまだ黎明期ですが、これから大幅な成長が期待されています。
そんな今だからこそチェレンジしたい音声配信ですが、日本ではまだまだ未開拓で各自が探り探り実験的に始めている状況です。
この記事では、すでにマーケットが成熟している海外でスタンダードかつ成功例の多い「音声配信のマネタイズ」についてまとめました。
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音声配信のPinterestを使った効果的な集客方法はこちらで解説。

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【はじめに】収益をつくりやすい音声配信の始め方
海外でポッドキャストを続けている方の記事をリサーチしていると、4つの共通した意見がありました。
・マネタイズのことを考えて配信内容やスタイルを考える
・マネタイズを急ぎすぎない
・専門性とポジションづくり
・リスナー層をある程度絞る
どれも音声配信に限らず信用経済が注目される現代に重要なものですが、音声配信でも例外なく大切な観点です。
マネタイズのことを考えて配信内容やスタイルを考える
収益化のゴールが違えば音声配信のメディア設計やスタイルも変わってきます。
専門性を強調すべきなのか、自分自身をアイコンとしてファンを作ったほうが良いのか、マネタイズとコンテンツの相性を考えることが大切。
趣味や楽しみで音声配信をしたい方は別ですが、収益化や仕事につなげたいという方は、メディアの運営者としてしっかり運営プランを設計しましょう。
マネタイズを急ぎすぎない
海外ポッドキャスターの発信内容をリサーチしていると、マネタイズのための設計と同じくらい、マネタイズを急がないことの大切さが語られています。
とくに音声配信というメディアの性質上、リスナーにとって距離感が近く感じやすい傾向があります。
よりパーソナルな印象を与えるので、ファンづくりや信頼関係づくりを意識した配信を行いましょう。
もちろんすでに著名な方やファンとの信頼関係をお持ちの方は、新しい価値提供の場として早い段階で音声配信からのマネタイズを意識しても問題ないと思います。
そうでない場合は、信頼関係が十分構築されてから収益化できるように、急がずキャッシュポイントを丁寧につくりましょう。
専門性とポジション作り
配信者自身がコンテンンツになるケース(有名人、エンタメなど)以外では、配信するコンテンツ内容に専門性を持つことで収益につなげやすくなります。
また、他の配信者や競合との違いはどのようなものなのか、独自性を明確にすることも大切。
次の点を明確にし、コンテンツにもしっかり落とし込みましょう。
・どんなことについて詳しいのか
・どんな価値を提供できるのか
・他の配信者と何が違うのか
・リスナーにどんな得があるのか
ブランディングやポジショニングの方法はこちらで解説しています。

リスナー層をある程度絞る
海外で人気のポッドキャスター達はリスナー層をバランスよくコントロールしています。
絞りすぎても絞らなすぎても、興味のある人に届けることができません。
とくに日本の音声配信シーンはまだまだ黎明期ですので、リスナーの母数が少なく絞りすぎるのはもったいないですが、とはいえ同じプラットホームの中で自分の配信コンテンツを見つけてもらいたいのであれば、リスナーのターゲティングを行うことをおすすめします。
とくに日本であれば、ある程度ジャンル幅と価値観の2軸で絞るのも良いと思います。
以上の基本的な考え方を踏まえて、具体的な収益化アイデアを紹介していきます。
収益化アイデア1:直接スポンサーを募集する
リスナー数がある程度見込めるようになれば、直接スポンサーを募集して広告料を得ることができます。
音声配信内でスポンサーを募集したり、SNSなどでスポンサーを募集して、スポンサーのコンテンツやサービスを紹介。
話す内容の中で紹介したり、秒単位で配信に音声CMを放送する権利を販売することもできます。
収益化のための配信ポイント
・ある程度リスナー数を増やす必要がある
・特定のジャンルに対して影響力を持つ
収益化アイデア2:有料リスナー課金
日本ではまだ少ないですが、音声配信プラットホームのシステムを利用して有料リスナーを募集し、直接課金によって収益化します。
Voicyでは9月よりプレミアムリスナー制度をスタート。パーソナリティ自身が100〜30,000円で有料配信を設定できます。
収益化のための配信ポイント
・コンスタントな配信で安定したファン基盤を作る
・有料でも聞きたいと思う濃いファン層をつくる(ブランディングと信頼関係の構築)
収益化アイデア3:電子書籍
海外では音声配信と相性のよいマネタイズ方法として電子書籍の販売が人気です。
実際の書籍よりも文字数が少なくて良いため、ノウハウや専門知識を持っている方におすすめのマネタイズ方法です。
Amazonの集客力があるので、ジャンルによってはとても売りやすいコンテンツができます。
また、小説やエッセイなど読み物系の音声配信をしている方にも人気の方法です。
収益化のための配信ポイント
・情報の専門性や有益性を意識した配信
・ノウハウや教育などに関するジャンル
・小説やエッセイなどの読み物系のファンづくり
収益化アイデア4:サイトやブログでのアフィリエイト
音声配信のリスナーに対して、ブログやサイトへを紹介するという導線をつくります。
アフィリエイトのコンテンツやサービスを紹介する記事やLPなどと組み合わせて収益化します。
収益化のための配信ポイント
・権威性や専門性をもっておすすめできるコンテンツを扱う
・音声配信とあわせてブログなどのテキストメディアを作る
初心者におすすめのアフィリエイトASP(仲介会社)を厳選して紹介しています。

収益化アイデア5:ゲスト出演やPR枠を販売する(交換する)
音声配信にゲストスピーカーやPRとしての出演者を募集するというマネタイズ方法。
あまりPR色が強調されるとファンが離れやすくなるので、海外では近いジャンルのパーソナリティー同士がゲストスピーカーとして出演しあう傾向があります。
直接マネタイズにつながらなかったとしても、すでに音声配信を聞きなれているリスナーに対してPRできるので、お互いのリスナーを増やす効果を期待して取り入れています。
収益化のための配信ポイント
・属性の近い配信やパーソナリティー同士で協力しあう
・PR枠を販売する場合は宣伝色が強くならないように工夫が必要
収益化アイデア6:仕事のオファーをPR
クリエイター、インフルエンサー、ビジネスパーソンなど、自らの専門性や仕事について知ってもらい、オファーを受けるためのPRとして音声配信を活用します。
どんな価値が提供できるのか、どんな悩みを解決できるのか、誰に役立つのか、また実際の仕事内容を知ってもらう機会として配信します。
PRに寄りすぎた配信ではなく、専門性や信頼感を得てもらうきっかけとして楽しめる音声コンテンツに、少しだけオファーのPRを挟むようなスタイルで収益化の窓口を用意しておきます。
収益化のための配信ポイント
・専門性や仕事について知ってもらう機会を作る
・あくまでもコンテンツ重視でPRを強調しすぎない
・マネタイズを急ぎすぎない
収益化アイデア7:コンテンツやサービスの販売
リスナーに対して独自の商品やサービスを紹介するマネタイズ方法。
オリジナルグッズ、ブランド、イベント集客、サービスの利用、オンラインサロンへの集客など。
パーソナリティ自身の活動に興味を持ってもらうことが大切ですが、ファンと濃い関係性を築くことができれば、コンテンツをリリースするたびに興味を持ってもらうことができます。
収益化のための配信ポイント
・ファンとの関係性をしっかりつくる
・マネタイズを急ぎすぎない
・配信数とマネタイズの頻度のバランスを考える
収益化アイデア8:クラウドファンディング
海外では音声配信で呼びかけを行い、寄付やクラウドファンディング形式でのマネタイズも盛んです。
収益化のための配信ポイント
・配信のコンセプトを明確にする
・メッセージ性や理念をしっかり伝える
・ファンとの信頼関係づくり
・ゲストの積極的な巻き込み
収益化アイデア9:講演会やトークの仕事を受ける
トーク力や話す内容自体を商品化して、「話す仕事」のオファーを受けるためのPRの場として音声配信を行います。
収益化のための配信ポイント
・配信者のトーク力やキャラクター性を高める
・専門家としての立ち位置を明確にする
・オファーする側がパッケージングしやすい切り口の配信内容を意識する
収益化アイデア10:Youtubeスポンサーシップ(広告)
音声配信に使用した録音内容をYoutubeにも転用して配信します。
登録人数などスポンサーシップの条件はありますが、広告以外にも別のプラットフォームから新たなリスナーを増やすことで様々な宣伝効果が期待できます。
収益化のための配信ポイント
・Youtubeアカウントの内容とのバランスを考える
【まとめ】
以上、海外の人気ポッドキャスターが実際に行なっている音声配信の収益化方法のまとめでした。
リサーチをしてみて感じた印象としては、直接課金やスポンサー契約も狙いつつ、フロントエンドコンテンツやPRとしてうまく活用しているポッドキャスターが多数でした。
どれか一つの収益化方法ではなく、なるべく多数のキャッシュポイントを意識して運営するのがおすすめです。
日本では企業スポンサーを組み込めるプラットフォームがまだ少ないですが、今後市場が成長すると海外同様にスポンサーの幅も広がってくると思います。
ある程度リスナー数を増やすこと、濃いファン層をつくること、専門性を明確にすることは、今後市場が変化したときにも有利になりますので今から意識してみてください。
この記事が、皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
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