こんにちは!猫森うむ子(@umuco_digital )です。
この記事は海外人気ピナーおよび、ブロガーやマーケッターからリサーチした、Pinterest(ピンタレスト)でブランド構築するための戦略をまとめたものです。
全体像を簡単に理解したい方はこちらの図解Tweetをご覧ください。
Pinterestマーケティングの始めかた😺
1ヶ月でサイト3400PV増⚡️ pic.twitter.com/N8ZrI2kNuZ— 猫森うむ子🐱フリーランス15年×図解ブログ (@umuco_digital) January 13, 2021
この記事の情報源について
・独自の商品やサービス、ブランドを展開して成果を納めている人気ピナー
・ドメインパワー25~60(平均35~50)のサイトを運営するブロガー・マーケター(MOZのDA)
・2019~2020年内に書かれた記事(アルゴリズムに直接関わる内容は2020年に作成された記事)
先に以下の記事を読んでおくと、本記事への理解が深まります。
【海外150記事から調査!】Pinterest(ピンタレスト)最新アルゴリズム4つの評価軸を徹底解説
【海外人気ピナーに学ぶ】ブロガーのためのPinterest(ピンタレスト)戦略とマーケティングトレンド徹底解説
Pinterestの記事をまとめて読みたい方はこちらから

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Pinterestを使ったブランド戦略
あわ丸
・ブランド力を高めてファンをつくりたい
・価値観やセンス、良質な情報を共有できる場がほしい
・商品やサービスの認知を高め興味を持ってもらえるきっかけにしたい
・価値観がマッチする人に向けてサイトを宣伝したい
・ECなどの顧客開拓をしたい
そんな方に役立つリサーチ情報をまとめました。
ブランド力が上がると…
・コンセプトや哲学性が伝わり良質なファンを構築できる
・競合の少ない独占市場をつくることができる
・信頼と説得力が増し販売や契約などがしやすくなる
・認知が広がりより多くの顧客層にリーチできる
ブランディングを最短で実現するビジュアルマーケティングのひとつとして、Pinterestを活用するきっかけになればと思います。
Pinterestがブランディングやビジネスに最適な理由
・ビジュアルメディアであることを活かしたイメージ戦略が効果を発揮しやすい
・潜在的なニーズを探るために使うユーザーが多い
・購買意欲や行動意欲の高いユーザーが多い
・女性ユーザーが多くイメージでの訴求がしやすい
・SNSと違って運営疲れしにくく継続的なブランド構築に最適
企業だけでなく個人でもマーケティングに活かせるPinterestを使ったブランド戦略をぜひ始めていきましょう。
うむ子
ブランディングのための3つの視点
Pinterestでブランドを構築するには次の3つの視点を意識する必要があります。
キュレーター力/キュレーションセンスを明確化する
ユーザー体験/どんな体験を与えるブランドなのか
潜在ニーズ/ユーザーが潜在的に求めているものを提案する
キュレーション力を明確化する方法
Pinterestは画像をブックマークするシステムのため、保存される画像を見ればアカウントの持ち主がどんなことに興味があり、どんな価値観やセンスを持っているのかが一目瞭然です。
ブランド構築のためにPinterestを活用するのであれば、保存する画像の選別やボードのジャンルなどにこだわる必要があります。
同じジャンルのピンをただ集めるのではなく価値観、センス、コンセプトを意識し、画像選びや情報を厳選することでブランド力を高めることができます。
キュレーション力を高めて成功したいくつかのアカウントを紹介します。
ぜひそれぞれのアカウントへジャンプして[保存済み/保存コンテンツ]へ進むとボードの一覧が表示されるのでチェックしてみてください。
うむ子
インテリアデザイナーとしてのセンスを活かしたアカウント
言わずと知れたファッションマガジンVOGUEのアカウント
写真家のポートフォリオとしてのアカウント
どんな体験や価値を与えるブランドなのか
制作するピンやアカウントがユーザーにとってどんな体験価値を与えるのかを戦略的に設計することで、ブランドアイデンティティが際立つようになります。
体験価値の例
・美しいものを見ることができる
・クリエイティビティに触れることができる
・買うものを選ぶ際の参考になる
・インスピレーションをもらえる
・新たな発見が得られる
・勉強になる
・知らないことを知ることができる
・専門的な情報を得られる
・厳選された情報を得られる など
リンクしたサイトへ誘導する際に、どんな体験を設計すべきなのかを考えて作り込みます。
ジャンルや目的、ターゲットユーザーによっても変わると思いますので、あらかじめしっかりとポジショニングを行なっておくとPinterestの運用にもブレがなくなります。
当ブログにリンクしたPinterestアカウントでは、「情報の質」「クリエイティブな世界観」を意識しています。
「情報の質」で大事にしていること
・厳選した有益な情報だけをキュレートする
・マーケティングのトレンドやソーシャルマーケティングに絞っている
・副業やフリーランスに活かせるデジタルマーケティングについて有益なものを厳選
「クリエイティブな世界観」で大事にしていること
・ピンのデザインのクオリティ(独自ピン、リピン両方)
・取り扱うジャンルをクリエイティブワークに関するものを入れる
・ボードやデザインの統一感を大事にする
体験価値の設計
情報軸/今っぽくて新しいデジタルマーケティングの情報が得られる
クリエイティブ軸/見た目のポップさ、世界観、ワクワクする印象
ブログもPinterestアカウントも単なる情報やデザイン性だけでなく、質の良い情報を質の高いコンテンツとしてわかりやすく提供できるよう心がけて作成しています。
潜在的なニーズを提案
以前書いた記事でもお伝えしましたが、Pinterestは未来の自分のために役立つものやアイデアをストックするために使われます。
そのため、ユーザーがまだ気づいていない潜在的なニーズを意識したアプローチでピンのデザインやアカウント構成を行なうことが有効です。
ワクワクを集める・インスパイアされるものを探す・まだ言語化できていない「なにか」を探している。そんなユーザーが多いため、価値観や世界観を提案していくことがブランドにとっての強みになります。
そのためには十分なユーザーリサーチと自らの独自性の分析が必要になります。
こちらの記事でブランドのポジショニングについて詳しく解説しています。
【ブランディングとは?】個人のための5つのブランド戦略!わかりやすく解説【やさしいWebマーケティング⑥】
ピンのデザインとブランド化
ブランディングを意識したデザインについて解説します。
ポイントは3つあります。
・統一感と洗練
・世界観と価値観
・アイキャッチ力(訴求力)
それぞれ解説していきます。
統一感と洗練
Pinterestの画像の推薦サイズは2:3の比率の縦長です。長すぎるとインプレッションが落ちると言われています。
また、ブログなどのアイキャッチによく使われる横長の画像は目立ちにくいので、Pinterestに直接アップロードするには推薦サイズ(1000px:1500pxなど)で作るのがおすすめです。
デザインの統一感と洗練のポイント
・画質選びにこだわる(画質の良いもの、明度が高いもの、統一感)
・テーマカラーやデザインスタイルを統一する
・ロゴやURLを入れる
デザインや画像選びに自信がないという方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
センスは基本的に知識によって養っていくことができます。

とくに大事なピンにはロゴやURLを入れよう
ロゴやURLを入れるのには、ブランディング以外にも画像を乱用されないように対策する意味もあります。
Pinterest上にある画像はなぜか全てダウンロードできるようになっています。
海外ではダウンロードした画像を編集し、自分のピンとして再投稿するなどの乱用や盗作のケースがあるため、ロゴやURLを記載する傾向があります。
うむ子
世界観と価値観
パッと見たときの印象でどんなピン主(作成者)、どんなアカウント主なのかが理解できるような雰囲気づくりが大切です。
ジャンルやゴール設計によって、世界観や価値観の作り込みは変わると思います。
信頼感、センス、クオリティ、情報力、遊び心、哲学性、理念など、どんなイメージを持ってもらいたいのかを明確にしてデザインに落とし込んでいきましょう。
海外の人気ピナーの多くが、自分のピンがフィードや検索で表示された際に「一目で以前にも見たことがあるピンだ!」と認識してもらえるように工夫をしています。(具体的にはテーマカラー、ロゴ、デザインの方向性、構成、ドメインの記載など)
世界観、ブランド理念(何を大事にしているのか)やコンセプト、価値観、スタイルなど、対象ユーザーの目に留まりやすく記憶に残りやすいデザインを意識しましょう。
ピンデザインの印象をコントロールする基本要素
・色(テーマカラー、ブランドの印象にあわせた色づかい)
・画像素材(ブランドにマッチした写真・イラスト・ベクターデザインなど)
・フォント(見やすさと、ブランドの印象にあうフォント)
・テキスト(印象コントロールを意識したキャッチコピーやタイトル)
有益性や提供内容をダイレクトに伝えるだけでなく、ブランドの世界観にマッチしたデザインを意識しましょう。
アイキャッチ力(訴求力)
デザインの洗練は大事にしつつも、他の多くの画像と一緒に表示される中で目に留まりやすいデザインをつくることが重要です。
アイキャッチ力はカテゴリーや目的によってポイントが変わります。(対象ユーザーのニーズが変わるため)
今回は大きく分けて2つのタイプを紹介します。
・センスや世界観、イメージを売るジャンル
・情報の質やノウハウを売るジャンル
参考記事

センスや世界観、イメージを売るジャンル
ファッション、メディア、企業アカウント、ブランドやメーカー、クリエイター、ハンドメイド、作品、アート、インフルエンサー、エンタメ、女性向けのコンテンツ、高単価の商品やサービスなど
画像のクオリティ、デザインの洗練をとことん追求します。
見た目の美しさや世界観がそのまま武器になるので、作品レベルのビジュアルが訴求力につながります。
素材選びに妥協せず、1つ1つのピンのクオリティを上げていきましょう。
情報の質やノウハウを売るジャンル
ビジネス系、マーケティング系、ノウハウや情報系ブロガー、教材、スクールなど
テキスト(文字)での訴求が効果的です。キャッチコピーやタイトルで目を引くデザインを作ります。
ブログのタイトルなどと同様、誰に向けたものなのか、何が得られるのかが一目でわかるような言葉を入れることで訴求力が高まります。
Pinterestのキャッチコピーやタイトルのポイント
・ベネフィットに訴えかけるものは目に留まりやすい
・潜在的なニーズに働きかけると効果的
・キャッチコピーとリンク先の内容に差があると信用を失う(ブランド力が下がる)
コピーに限らずマーケティング全般に共通することですが、市場の成長段階によって効果的なスタイルも変化します。
目的にマッチしたコピーの作り方を意識しましょう。
参考記事
あわ丸
うむ子
ブランドを構築することを目的にPinterestを活用する場合は、短期的な成果よりも長期的な視点で質と信頼性を高めていくことをおすすめします。
UI/UXを意識したボード設計
アカウントを訪問したユーザーが、必要な情報を見つけやすくするためにボードを整理しておきましょう。
・ボード内のピンを明確に分ける(関連しないものは移し替える)
・ボードタイトルはわかりやすく
・ボードカバーは目を引くデザインのピンを置く
・ボード内の上の方にはオリジナルのピンを配置しておく
・一番アクティブに更新されるボード、見てもらいたいボードを一番上に表示
・あまり機能していないボードは統合する
・ボード内のピン数が多くなってきたらサブボードを作ってわかりやすく分類する
・不要なボードは非表示にする
うむ子
ボードの数は少ないほうがユーザーが選びやすいという利点はありますが、関連キーワードからの検索ユーザーをキャッチするために同じジャンルで複数のボードを作るという方もいます。
どちらも良し悪しがあるので、アカウントの方向性や運営理念に従って作ってみてください。
【まとめ】
ブランディングのコツ
ブランディングのポイントをまとめると次の4つです。
・ブランドの方向性を明確にする(対象ユーザーとポジション)
・世界観や理念をアカウント運営に反映する
・ブランドは信頼関係が命(作り込みと長期的な関係性作り)
・ユーザビリティを意識した設計を心がける
以上を意識してPinterest運営を行ってみてください。
\ピン(保存)お願いします/
更新情報をチェックしたい方は「Pinterest」などボードを作成し保存しておくと、あとで簡単に確認することができます。
Pinterestボタン▶︎画像選択▶︎保存
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