あわ丸
こんな方のために、本格的なブランディング方法をわかりやすく図解します。
簡単に記事の全体像を知りたい方はこちらの図解Tweetをご覧ください。
価値と信頼感を高める😺
やさしいブランディング入門⚡️ pic.twitter.com/y7wHtYSFYn— 猫森うむ子🐱フリーランス15年×図解ブログ (@umuco_digital) January 10, 2021
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個人で集客するにはどんなブランディングをすればいい?
幅広い分野の図解ブログを展開するumuco digital.さん@umuco_digitalが、個人の活動や仕事でブランディングを取り入れる際のコツをまとめています。ステップごとに図解をいれて、初心者でもわかりやすい内容です。https://t.co/FHyrAMvD5m
— note (@note_PR) July 30, 2020
こんにちは!umuco(@umuco_digital )です。
個人の活動や仕事にブランディングを取り入れると次の効果が期待できます。
・認知度がアップし、集客や仕事の依頼が増える
・ライバルのいない独自の分野でファンをつくることができる
ブランディングの要点は以下の2点。
・他に替えのきかない独自性をつくる
・ユーザーの感性や感情にフィットし欠かせないものになる
それでは詳しく解説していきます。
「やさしいWebマーケティング講座」シリーズまとめ(随時更新)/興味のある方はブックマークにぜひ!

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ブランディングとは
ブランドをつくるための戦略や手法のことをブランディングと言います。
ブランドの定義
独自性があり、ユーザーが感じる「目に見えない価値」があるもの。
商品やサービスに対する共通のイメージ、期待、愛着、信頼など。
ブランディングをすることで商品やサービスの機能的な価値以外に、心理的な価値をユーザーに感じてもらうことができます。
ユーザーのライフスタイルや感情にフィットした「自分にあった」特別なものという価値を生みだします。
ブランド構築の5つのステップ
ブランディングの基本的なステップは次の通りです。
①環境を知る/社会の流れや関連ジャンルの傾向を理解する
②自分を知る/自らの強みや弱み、独自性などの特徴を理解する
③ユーザーを知る/ユーザーを分類し、ブランドのポジションを見つける
④ブランドらしさを明確化する/ブランドアイデンティティ
⑤ブランドをメディア化/独自性をWebマーケティングに活かす
それぞれの項目で、リサーチや書き出しを行なっていくとブランドの方向性が明確になります。
ぜひ実践しながら、最後まで読み進めてみてください。
①環境を知る/社会の流れや関連ジャンルの傾向を理解する
社会の流れ、自分のサービスやコンテンツが関係している分野(市場)、競合をリサーチします。
ブランディングやマーケティングの狙いをはずさないためにも、社会という最も大きな枠を理解しておくことが重要です。
環境を知る4つのリサーチ分野(PEST分析)
政治的な動き
法改正、規制緩和、政治の動向、補助金などの変化
経済の流れ
景気、所得、物価や消費行動などの変化
社会的要因
人口、価値観、流行、文化、ライフスタイルなどの変化
技術的要因
テクノロジーの開発、ITの活用など
環境リサーチのポイント
・「変わったこと」と「変わっていないこと」
・「一時的なトレンド」と「中長期的な変化」
・「チャンス」と「リスク」
これらを意識して情報収集してみましょう。
つく蔵
普段から情報収集を習慣にしておくと、マーケティングに役立つよ!
はじめは流し見でいいので、ニュースサイトなどをうまく活用してみてね。
社会の流れとズレていると、いくら頑張っても成果が出ないこともあるのよね。
環境を理解するって、きっと大事なのよ!
うむ子
市場のリサーチ
次は自分と関係のあるジャンルや競合についてリサーチしましょう。
市場リサーチのポイント
・市場の規模
・市場の変化の時期(成長拡大している、成熟して細分化している、縮小している)
・市場のニーズ(機能や質などのニーズ、感性やデザインなどのニーズ、共感や体験のニーズ)
競合のリサーチ
競合は次の2点を意識して選びます。
ユーザーが比較すると思われる競合
提供する価値が近い隠れた競合
例えばブログを運営している人の場合、同ジャンルのブログは「ユーザーが比較すると思われる競合」ですが、同じインターネット上での情報価値で考えれば、Youtubeなどの動画コンテンツは「提供する価値が近い隠れた競合」になります。
この場合、ユーザーは「ブログの中で選ぶ」というニーズではなく、「自分の問題解決や欲求を満たすものを見つけたい」というニーズがあります。
競合リサーチのポイント
・競合の戦略を知る
・どのようなユーザーのニーズに応えようとしているのか
・ユーザーに提供している価値
・狙っているターゲットやポジション
・マーケティング手法、価格、コンテンツ、発信方法など
・リソース(資源、資金、知識、経験、影響力、継続年数など)
②自分を知る/自らの強みや弱み、独自性などの特徴を理解する
独自の「ブランドらしさ」を確立していくために、まずは特徴を書き出してみましょう。
独自性を明確にする2つの方法
独自性を明確にするために特徴の分析とキャラクター化を行ないます。
コンテンツの特徴、個性の分析
サービス、商品、個人の特徴を明確にします。
分野、品質、用途、競合との違い、強みと弱みなど思いつく限り書きます。
強みと弱み分析の参考項目
・出来ることと出来ないこと
・規模、資金、費やせる時間、スピード、クオリティ
・知識量、スキル量、経験値、継続年数
・ストーリー性、キャラクター性
・独創性、共感性 など
弱みも使い方によっては独自性に転換することができるので、しっかり書き出してみましょう。
ブランドのキャラクター性を明確にする
ブランドを擬人化した場合のキャラ像をイメージしていきます。
サービス、コンテンツ、すべての発信に一貫したキャラクター性をもたせるために役立ちます。
ex)
・気さくでセンスがいいクリエイター
・細やかで自立した自信のある女性
・一匹オオカミで独創的な起業家
・旅と家族を愛する自由人
・安心感と真の強さがあるみんなのお母さん
など、ブランド自体のキャラクター像を考えてみましょう。
③ユーザーを知る/ユーザーを分類し、ブランドのポジションを見つける
ユーザーのニーズを細かく分類し、ブランドがフィットするターゲットやポジションを見つけます。
基本的な属性、ユーザーへの提供価値、ユーザーから見たブランドの役割の3つにわけて分析します。
まずは基本的な分類をしてみましょう。
4つの基本的な分類
エリア(地域、沿線、都市規模など)
個人(年齢、性別、未既婚、子供の有無、職業、年収、教育、ライフステージなど)
価値観(好み、センス、考え方、心理傾向、興味、信念、ライフスタイルなど)
利用スタイル(頻度、選択基準、利用用途など)
対象ユーザーを4つの分類に当てはめて書き出せたら、次にユーザーへの提供価値とユーザーから見た役割について考えてみましょう。
ユーザーへの提供価値
ブランドがユーザーに対して提供できる価値を、次の項目に沿って書き出してみましょう。
・品質や性能
・使いやすさ、見やすさ、取り入れやすさなど
・利用用途
・デザインやセンス
・ブランドの個性、独自性
・価値観の代弁(自己表現の一部になる)
・社会貢献をしているという感覚
ユーザーから見たブランドの役割
ユーザーにとってブランドがどんな役割を担うことができるかを考えてみましょう。
・どんな影響を与えることができるか
・どんな環境を与えることができるか
・どんな問題を解決できるか
・どんな体験を与えることができるか
・どんなきっかけを与えることができるか
・どんなものの代わりになることができるか
・どこで役立つものなのか
・いつ役立つものなのか など
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④ブランドらしさを明確化する/ブランドアイデンティティ
社会、市場や競合、独自性、ユーザーなどについてリサーチと分析が進んだら、「ブランドらしさ」を確立させていきます。
ブランドアイデンティティとは、ブランドの哲学。
ユーザーに対し、「このブランドはこういうものです」という旗を立てるようなものです。
ユーザーがブランドに思い描くイメージをブランドイメージと言います。
それに対してブランド側がユーザーに「こう思ってほしい」という意図がブランドアイデンティティです。
ブランドアイデンティティはこれまでのステップでリサーチ&分析した、次の2点から導き出します。
・社会、市場、競合などの環境を分析したことで見えてきた独自性やポジション
・ブランドの特徴やユーザーへの役割で導き出されたポジション
導き出した独自性やポジションを端的な言葉で表しましょう。
このブランドアイデンティティが、コンテンツづくりや発信のスタイル、デザインなどのビジュアル面においても大切なコンセプトや姿勢になります。
つく蔵
うむ子
⑤ブランドをメディア化/独自性をWebマーケティングに活かす
「ブランドらしさ」をデザインや言葉などに落とし込んでいきます。
Web上でブランディングを行なう際には、ブランドアイデンティティをメディア(ブログ、サイト、動画、SNSなどすべての発信)に反映させていきます。
デザインなど見た目のイメージに落とし込む(スタイル)
ブランドらしさをデザインや形に落とし込む場所は次の通りです。
基本(ブランドデザイン)
ブランドを示す象徴的なデザインや色などを決めていきます。
・ロゴ(シンボルマーク)
・ロゴタイプ(ロゴの文字)
・シンボルカラー
・キャラクターなど
デザイン
ブランドに関係する全てに、ブランドデザインやブランドらしさを落とし込んでいきます。
・ブログデザイン
・サイトデザイン
・アイキャッチデザイン
・パッケージデザイン
・画像選び、フォント選び
・動画のヴィジュアル など
設計/構成
見た目だけでなく、使い勝手や構造にもブランドらしさを行き渡らせます。
・サイト構成
・使いやすさ、使い心地
・動画の構成など
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言葉に落とし込む(コード)
ブランドらしさを言葉に落とし込む場所は次の通りです。
メディアのタイプ
・ブログ
・ホームページ
・ランディングページ
・SNS
・動画コンテンツ
具体
・文章構成
・ライティング内容
・プロフィール
・理念やコンセプト
・キャッチコピー
・サービスや商品の説明
・動画のテロップ
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ブランディングのポイントは、環境の分析→独自性の分析→ユーザーの分析→ブランドらしさを明確化し見た目や言葉に落とし込むの順で、次の2点をつくることです。
・他に替えのきかない独自性をつくる
・ユーザーの感性や感情にフィットし欠かせないものになる
以上、個人ができるブランディングの基本でした。
ぜひ、できるところから取り入れてみてください。
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