あわ丸
そんな疑問をもつ、ノンデザイナーの方やデザインをはじめてみたい方に向けた内容です。
簡単にセンスを磨く方法😺
2つの「見る眼」を養うポイントをまとめてみました。 pic.twitter.com/RDSvvFGfBQ— 猫森うむ子🐱フリーランス15年×図解ブログ (@umuco_digital) January 3, 2021
こんにちは!umuco(@umuco_digital )です。
この記事をで得られるものは次の3つです。
・センスやデザインの基本的な考え方が理解できる
・ブログや動画などをおしゃれにブラッシュアップできる
・目に留まるデザインのつくり方がわかる
センスとは
「微細な違いを感じ分ける力」
「自分で良し悪しを判断する力」
「目が肥えていること(審美眼)」
センスは生まれもった感性に左右されるように思われがちですが、実は知識や習慣で身につくことがほとんどです。
センスを磨くにはまず、感じ分けるためのポイントを理解する必要があります。
どこを見ればよいのか、どんな観点で見るのか、そのパターンさえわかれば、段々と違いがわかるようになっていきます。
センスを磨くステップ
センスを磨くには、インプット、アウトプット、それぞれに対する分析を行います。
うむ子
センスを磨く3つのコツ
センスを磨くにはコツがあります。
見る眼を養う
知識を身につける
客観的に見る
それぞれ詳しく解説していきます。
見る眼を養う
よく言われることですが見る眼を養うには「本物」に触れることが重要です。
王道なもの、一流のクオリティのもの、名作といわれるもの、長年愛されているものなどに触れる機会を増やすことが大切です。
うむ子
見る眼には2種類ある
見る眼には2種類あります。
観察する眼
想像する眼
どちらも大事な要素です。それぞれ解説していきましょう。
観察する眼を養う

色、形、質感など細部の違いを普段から観察します。
観察のポイントを理解すると、デザインを始める際にとても役立ちます。
観察力をアップするには、一つのものをなるべく多くの要素に分解して別々に見ることが重要です。
観察するポイントをいくつか紹介します。
観察するポイント

明度/明るさ
同じ色でも明度の違いで印象が変わります。

彩度/鮮やかさ
彩度が高いと色味が出て、彩度が低いとモノクロのようになります。

色相/色み
色合いのこと。目に留まる色や印象を意識してみましょう。

色温度/暖色〜寒色
色温度の違いによる印象の変化を感じてみましょう。

コントラスト/明暗差、色の対比
「パキッとした」「ねむい」などを感じ分けてみましょう。

質感/手触り
質感は凹凸や反射の度合いから感じられます。

形/アール、面、角
角、面、アールなど形の細部に意識を向けてみましょう。

構図/全体の構成
全体のプロポーション、配置などに意識を向けてみましょう。

余白
デザインや文字のない空きの部分が与える印象を意識してみましょう。

バランス
全体のバランスや対比が与える印象を意識してみましょう。

組み合わせ
色、形、質感など様々な組み合わせで生まれる印象を感じてみましょう。

主役と脇役/強弱
全体の中で主役や強調したいものは何なのかを意識してみましょう。
等々、ほかにも様々な角度で観察する習慣をつけると、小さな違いや、印象が与える心理的効果などたくさんのことに気づけるようになります。
想像する眼を養う

想像する眼とは肉眼で得られる情報ではなく、作業工程やコンセプト、つくり手の意図などを感じ取る力です。
コンテンツやデザインなどの背景にあるプロセスや文脈を意識してみましょう。
想像するポイント

どんな目的でつくったのか
何を伝えたいのか、コンセプトや意図を想像してみましょう。

誰を対象につくったのか
どんな人に届けたいと考えたのかを想像してみましょう。

作者の価値観や大事にしているもの
影響を受けたものや考え方を想像してみましょう。

時代背景や環境は影響しているか
つくられた時代や環境の影響はあったのかを想像してみましょう。
また他に、何を伝えたいのか、どんな手法でつくったのか、こだわったポイントはどこかなど、あらゆる背景を想像してみましょう。
大事なのは「つくり手の視点」を想像することよ!
何を考えてつくったのか、どんな価値観を大切にしているのかをイメージるすと、細部へのこだわりが見えてくるわ!
うむ子
つく蔵
見る眼を養うためにおすすめの本
「絵を見る技術」 秋田麻早子 著
美術史研究家の著者が名画の構造を解説しています。
名画には計算し尽くされた構成やバランスがあります。巨匠たちが絵を通して伝えようとした哲学性や価値観が色や形、構図や画法に現れています。センスと理論がつながる、とても面白い本です!
知識を身につける
ここでいう知識とはデザインの基本的な考え方です。インプットしたものを分析する際に役立ちます。とくに基本的な知識として、色と構図について理解しておくとデザインの意図や表現したいことがある程度理解できます。
色や構図の基本を学べる本
「なるほどデザイン」筒井美希 著
「目で見て楽しむデザインの本」というサブタイトルがついているだけあって、初心者にもわかりやすくデザインの基本がイメージをふんだんに使って解説されています。
すぐ使えるポイントが盛りだくさんなので、ブログのデザインや画像の選び方の即戦力になること間違いなし。
客観的に見る
インプットで気づいたことと身につけた知識をアウトプットに活かします。さらに、出来上がったものを客観的に分析してみましょう。
アイキャッチのデザインに活かしたり、SNS用のヘッダーを変えてみるのもいいかもしれません。インテリアや服や小物を選ぶ際に活かすのもいいと思います。
アウトプットすると「こういうときはどうするんだろう?」という疑問がわいてきます。
その疑問を解消するために、さらに調べていきましょう。
そうしてアウトプットに落とし込めたら、客観的に見るようにします。
「見る眼を養う」のパートで解説した2つの眼で、自分がつくったものや選んだものを分析してみましょう。
この3つのコツを習慣化することで、違いのわかる視点と感性が着実に身につきます。
センスは生まれもった「感覚」と思われがちですが、しっかりと見ることや知識を学ぶこと、分析することによって養われます。
こちらの記事で「客観性」について詳しく解説しています

センスを磨くには
「細かく分けて見る」「基本的な知識を身につける」「アウトプットしたうえで客観視する」これらを日常的に習慣化することが大切です。
センスは目で見た印象を理論的に考えるようになると、磨かれていくものよ!
うむ子
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