あわ丸
そんな方に向けて、Ancherの仕組み、始め方、基本的な操作方法をわかりやすく解説していきます。
今注目を集めている音声配信のなかで、ポッドキャスト系に入る人気のAnchor。
一度にたくさんの音声アプリに配信(マルチ配信)でき、海外ではかなり認知されているサービスです。
日本でもマルチ配信が主流になってくると思われますので、今からチェックしておきたいですね!
「ポッドキャスト系」ってなに?という方はこちらの記事で解説しています。

それでは詳しく解説していきます。
Anchor(アンカー)とは
Ancherの特徴
Spotify傘下の海外アプリ。ユーザー層が多く、Podcastに対応しています。
多数のプラットフォームへのマルチ配信ツールとして使用できます。
・収録、音声データアップロードの両方に対応
・他のサービスに比べると年齢層が高め
・Anchorで録音したデータをダウンロード可能
・UIデザインが優れていて直感的に操作できる
残念ながら日本では、収益化機能は未対応のようです。今後拡大予定。
Ancherの始め方(登録・設定)
この記事ではアプリを用いてのAnchorアカウント登録や設定方法を解説します。
1:Anchorアプリのページよりダウンロードします。
こちらのページの[App Store]からダウンロードページへ移動してダウンロードします。
2:アカウントを登録します。
[メールアドレスで登録]を選ぶと、メールアドレス以外にfacebook、Twitter、Gmail、Apple IDのマークが表示されるので好きなアカウントで登録します。
今回はTwitterでの登録で説明を続けます。
3:登録するアカウントにジャンプし、アカウントのアクセスを許可します。
このとき画面右下の[アプリにアクセスを許可]がクリックできない(色が薄い)場合は、画面を一番下までスクロールすると選択できるようになります。
4:登録完了
それぞれクリックして内容をチェックしてみてください。
早速、開始したい方は[新しいポッドキャストを作りたい]から操作画面へ進みます。
Anchorの基本的な使い方(録音・編集・BGM・公開)
次に具体的な操作方法について解説します。
Anchorは直感的に操作できる設計ですのでとても簡単です。
はじめに、Anchor内でよく使われる用語を理解しておくと操作しやすくなるので説明します。
セグメントとエピソード
Anchorの編集機能はとても優れていて一発録音×編集機能だけでなく、トークをパーツに分けて収録し、あとで並べ替えたりあいだにBGMを挟んだりすることができます。
セグメント
トークを収録したデータのパーツ。
トークを内容ごとに分けて収録しておくと、あとで並べ替えや修正が簡単です。
エピソード
セグメント(トークのパーツ)や間奏のBGM、効果音などを1つにまとめたもの。ポッドキャストへの公開はエピソード単位で行います。
もちろん一発録音でOKの場合は、セグメントが1つだけのエピソードにすることもできます。
操作画面の説明
操作画面は大きく分けて3つの項目があります。

【発見】
Phodcastを聴く/世界中で配信されているPodcastを探して聴くことができます。
【ツール】
録音&編集/音声収録やBGMの追加などPodcastをつくる作業ができます。
【あなたのポッドキャスト】
エピソードの一覧/分析機能、アカウント設定、共有などの操作ができます。
ツール機能で録音&編集する
基本的な録音操作
[録音]を押すとすぐに録音開始します。
カウントがないため余裕がほしい場合は押して数秒後に話し始め、あとで編集する。
録音中はこのような画面になります。
終了したいときは[停止]を押します。
停止を押しても消えたりしません。
次の操作画面に移動します。
[保存]ボタン/そのまま保存されます。あとで編集できます。
[トリミング]ボタン/その場で編集します。
[バックグラウンドミュージックを追加]BGMを選ぶページにジャンプします。
キャンセルしたい場合は左上の[×]をクリックして削除します。
保存を押した場合
このような画面が表示されます。
[はい、公開します]/一発録音をそのまま公開したい場合。
[まだしない]/保存だけする。後ほど編集、セグメントの追加および入れ替え、トーク内容切り替えの音楽や効果音を追加などができます。
保存を押すと以下のような画面が表示されます。
あとで録音内容がわかるように、名前をつけてエピソードに追加します。
トリミングを押した場合
聞いて確認したい場合は右上の[再生ボタン]を押します。編集できたら保存。
※開始点、終了点のみの編集になります。
中間部分をカットすることができないので、ミスした場合は繋ぎたいところからの内容を別に録音し直します。
あとでセグメント(録音パーツ)を入れ替えたりしながら、エピソード(公開用の全体データ)で編集するのがよいと思います。
バックグラウンドミュージックを追加を押した場合
このような画面が表示されます。
再生ボタンを押すと視聴できます。右の[+]ボタンを押すとBGMとして追加できます。
エピソード全体での編集(セグメント入れ替え、効果音、間奏など)
各セグメント(録音パーツ)だけでなく、エピソード(公開用にセグメントをまとめたもの)単位で編集ができます。
セグメントが増えてくるとこの画面表示になります。
・左上の[エピソード名]をクリックすると別のエピソードと切り替えることができます。(新規エピソードのつくり方は後ほど解説)
・各セグメントはドラッグで順番を入れ替えできます。
・各セグメントを編集したい場合は右側の[・・・]をクリックして行います。

下中央にある[ツール]ボタンをクリックするとツールメニューが表示されます。
スワイプしてメニューを選びます。
[ライブラリ]これまで録音したセグメント一覧
[間奏]セグメントの間に入れる短い音楽
[サウンド]効果音
[曲]好きな曲から30秒使用する
間奏やサウンドなどを追加し、左上の[×]で表示画面を消すと、このようにエピソード一覧に音素材が追加されます。
ドラッグで挿入位置を入れ替えることができます。
音素材をエピソードから削除したい場合は、各パーツの右にある[・・・]からできます。
※この画像では3本線になっていますが、保存を押すと[・・・]に切り替わります。
新しいエピソードをつくる方法
画面右下の[あなたのポッドキャスト]をクリックすると管理画面に移動します。
[新規]を押すことで新しいエピソードが作成されます。
新しいエピソードに音声を追加する方法
[ツール]→[録音]で新しく収録する。
[ツール]→[ライブラリ]で過去の録音データを取り込む。
この画面の右上からアカウントの登録情報や、ポッドキャストの公開アカウントの情報を編集できます。
エピソードごとの公開用のタイトルや説明を編集したい場合は、エピソードのプレビュー画面にある[詳細]をクリック。
Customize cover art(optional)はエピソードごとのアイキャッチ画像を変更できるというものです。
※シーズン番号、エピソード番号、エピソードの種類については現在調査中です。
このページから公開できます。
公開後の流れ
公開するとAnchorの検索で表示されるようになります。
さらに審査が通るとPodchast系のアプリでも視聴できるようになります。
Apple Podcasts(iTunes)、Google Podcasts、Spotify、Breaker、Castbox、Overcast、Pocket Casts、RadioPublic、Stitcher など
また管理画面の[あなたのポッドキャスト]ページの右上に共有アイコンがあるのでSNSなどでシェアしてみましょう。
友達を招待してコラボ収録を行う方法
[友達を招待する]をクリックします。
こんな表示が出るので[友達を招待する]をクリックします。
このような表示が出るので、選択して招待します。
※このパートはまだ実験できておりません。
ちなみにTwitterをクリックしたら、いきなりコールが始まったので停止してしまいました。
まとめ
Anchorを調べてみて、使いやすさ、発信のしやすさを考え尽くして設計されたアプリだと感じました。
この記事の説明の印象よりもはるかにカンタンに使えると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
Podcast以外の音声配信メディアにも興味がある方はこちらの記事もぜひご覧ください。
